ペットの思い出、アニメに 葬儀社「ピースリー」

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 ペットの葬儀社「ピースリー」(能美市)は、失ったペットをアニメーションにして家族に提供するサービス「和気(わけ)さんぽ」を始めた。スマートフォンで見ることができ、画面に触れると映像でペットが愛らしく駆け寄ってくる機能もあり、利用者から好評を得ている。

 ペットの名前や種類、誕生日、命日などを登録すると、飼っていたペットに似たキャラクターが作成される。犬や猫、ウサギから選べ、種類、毛色を含めると全57パターンになる。画面上に名前などが表示され、ほかのペットと遊んでいる様子を楽しめる。

 葬儀やお参りの間に登録できるのも特徴で、利用者からは「寂しかったので慰められる」などの声があった。今月から同社の利用者を対象にサービスを始め、既に約80人が登録した。スマホを持っているほとんどの人が登録するという。

 同社によると、ペットを失った人は、悲しみから立ち直れなかったり、再び飼うことに悩んだりすることもある。山岸寛士社長は「ペットロス症候群から抜け出すため、少しでも助けになりたい」と話した。

北國新聞 8/27