香川県の高松市にあるさぬき動物霊園を訪問しました。
同園は静かな環境にあり、僧侶が常駐している安心感から高松市内をはじめ香川県内の丸亀、引田といった遠方からも来園している方々がいます。

建物の外観と広い駐車場 |

合同供養塔 |
■霊園はいつごろ開園しましたか?
2000年の開園になります。そのころ高松ではペット霊園はあまりなく、ペットが亡くなったら丁寧に埋葬したいという要望は増えていました。
当園はペットの火葬だけでなく、火葬前の勤行、お骨上げ、ご家族がお待ちいただけるスペースや納骨堂を一つの建物に収めた本格的なペット霊園として設立しました。
火葬炉は小型と大型の2つあります。小型の火葬炉では10kg位ペットを火葬します。小さなペットではハムスターやインコ、カメといったペットたちもいらっしゃいます。大型の火葬炉では80kg位まで火葬できますので、ゴールデンレトリバーやシェパードなどの大型犬の火葬も行っています。

本堂 |

ご供養には多くの人が参列できます |
■ペット火葬や葬儀の折に何か気をつけていますか?
ペットの葬儀がはじめての方も多いので丁寧な説明をこころがけています。
ときどき「ペットの葬儀ってどういうことをするのですか?」といったご質問もあります。ここの雰囲気や環境、葬儀の流れもわかりますので霊園の見学もお薦めしています。

入口はバリアフリーになっています |

ゆったりとした待合スペース |
■お客様とのエピソードで印象に残ったことはありますか?
ペット葬儀に30人位で来園された方々がいます。ペットつながりで人数が増えたのか、もともとの人間関係でおいでになったのか分かりませが、大勢の方がお出でになり絆がすばらしいと思いました。

納骨堂 |

納骨棚 |
■これからやっていきたいことをお話し下さい。
毎月行っている合同法要にはペットを無くされた方々が参加されています。
ここでは僧侶だけが拝むのではなく、皆さんも一緒に敬って拝むという感じをとらせていただいています。
これをもっと発展させて皆さん同士で会話をして囲むような雰囲気にしていきたいと思っています。ペットを亡くされて悲しみからさめない方もいらっしゃいますので、同じ悲しみを共有出来る人たちで会話されるのもいいのではないかと思っています。
専任の僧侶が常駐しているので、形式的な法要を行うのではなく、ペットを亡くされた皆さんの思いをくみ取った対応をしている霊園と感じました。
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