栃木県の那須烏山市にあるペット霊園那須烏山を訪問しました。
園内の様子と塩野目社長へのインタビューをご紹介します。
霊園へは近隣や宇都宮市内からはもとより埼玉県などの遠方からも来園しています。
塩野目社長はペット霊園を始める前は大手電機会社の設計担当という異色の経歴を持っています。火葬と霊園の運営にはご家族で当たっており、依頼される方も安心して任せられます。 |

塩野目社長 |
■霊園はいつごろ開園しましたか?
3年ほど前(2010年)に開園しました。勤めていた会社を定年退職するので次の仕事を考えていましたが、この土地を20年ほど前から所有していたこともあり、ペット霊園を開園することになりました。 この辺りは自然も豊かですが、そのため亡くなったペットをそのまま土葬にすることもあります。ただ、かわいがっていたペットをきちんとしたかたちで見送ってあげることも大事なのでこういう施設が身近にあれば利用しやすくなり、火葬を望む人たちのお役に立てるのではないかと思いました。
■ペット火葬や葬儀の折に何に気をつけていますか?
丁寧で安心できるペット葬儀を心がけています。
火葬はすべてお客様のペットだけを火葬する個別火葬です。
そして、最後のお別れは火葬炉に入る直前までお見送りできるようにしています。
来園してお見送りするのが難しい方へは私どもでご遺体をお預かりし火葬させていただいています。お客様へは安心していただけるよう、この時お預かりしてから納骨が終わるまでの状況を写真に撮ってお渡ししています。
小さなお子さんをお連れの方には退屈しないようにちょっと遊べるようなものも用意しています。

火葬前の葬儀を行います |

待ち合い室 |

広く清潔感のある火葬室 |

納骨堂 |
■お客様とのエピソードで印象に残ったことはありますか?
ペット葬儀では毎日いろいろな方とお会いしていますが、葬儀が始まるまで悲しくて泣かれている方もたくさんいらっしゃいます。ただ、火葬が終わった後で笑顔が戻られる方も大勢見ていますが、ペット葬儀を行うことで気持ちに一区切りつけるきっかけになっているのかなと思うときがあります。

合同慰霊碑 |

ペットのお墓 |
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霊園にいるワンちゃん「ホビー」。
体の大きいワンちゃんですが優しくて訪れる人の気持ちを癒すことに一役かっています。 |
■将来についてお話し下さい。
ここの土地は1,000坪と広いのですが、まだほんの一部しか活用していません。ペット霊園としては樹木葬などの場所を確保しても良いと思っています。隣の場所を平らに整地してフットサルが出来るようにしようかなどとも話し合っていますが、ペット葬儀のとき以外にも近隣の皆さんに訪ねていただけると良いと思っています。
「フクロウの里」計画?
敷地内に設けた巣箱には春になるとフクロウが産卵のために訪れます。
卵からヒナになって巣立つまでこの巣箱にいます。
■訪問を終えて。
塩野目社長をはじめ、ご家族の皆さんが一件一件こころを込めてお見送りをしようという気持ちがお話しを伺っていても伝わってきます。 霊園の事務所以外にも建物があり、ご家族のお知り合いを呼んで料理や機織りなどいろいろな集まりも開いていますが、気軽にこの場所を訪れていただけるようなイベントも考えているようです。 広い敷地を利用してペットの樹木葬が出来る可能性もあり、今後の発展も期待できるペット霊園です。
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