ペット訪問記 第84回

ペット葬儀 ワンニャン・メモリアル 沖縄県那覇市

沖縄県那覇市の市街地にあるペット葬儀ワンニャン・メモリアルに訪問しました。ここは那覇の中心街、国際通りから車で10分程度の立地で、ショッピングにも近く、気軽に立ち寄るにはとても良い立地のペット霊園です。今回は店長の村山さんに園内を案内してもらいました。

霊園はいつごろ、どのような経緯で開園したのですか?

2003年に沖縄初の都市型ペット霊園としてオープンしました。近くて気軽に訪問できるペット霊園を作って欲しいという需要にこたえて、不動産や人間の墓地販売などをおこなってきた当社が、そのノウハウを活かして開園しました。

美しく整備された納骨堂

洋風の合同慰霊碑

霊園の特長をお話し下さい

この施設の作りが大きな特徴です。ここはペットを火葬するだけの場所ではなく、ペットの供養をする場所として作られていて、入口から祭壇、セレモニールーム(火葬室)、納骨堂、合同慰霊碑まですべて見渡せる作りになっています。誰もが気軽に訪れることができ、飼い主様同士が交流する場所としてもご利用いただいています。

自然光を採り入れた明るい園内

ペット葬儀を依頼される方に対して気をつけていることはありますか?

飼い主様が火葬後も日常生活の中で身近にある場所だと思っていただけるよう、ペットを供養したいという気持ちをサポートすることを強く心がけています。予定を立てて準備してお参りに来ていただくのではなく、ふとペットのことを思い出したときに立ち寄れるような環境づくりを大切にしています。

祭壇にはたくさんの塔婆

火葬時にお別れをするセレモニールーム

当園に納骨や埋葬をされていなくても、ここで火葬をした飼い主様が手を合わせに来られることも多くあります。長い方では10年以上通い続けている飼い主様もいらっしゃいます。

お客様とのエピソードで想い出深いものがありましたらお話ください

これは私たちがあらためて飼い主様の思いを感じた出来事ですが、火葬時に一緒に棺に納める副葬品としてぬいぐるみを希望していた飼い主様に十分な説明ができず、一緒に火葬できなかったことをとても悲しまれたことがありました。大切なペットが亡くなった時、悲しみに涙を流す飼い主様に、私たちがどのように接していくべきか、ていねいに説明して確認していただくかを考え直すきっかけになりました。

今後やっていきたいことをお話ください

この場所で約13年、近隣の方で当園のことをご存知の方は多くなりましたが、もっとより多くの方に当園のことを知っていただけるようにホームページの整備など、できることをやっていきたいです。また今以上にペット供養のレベル、質を上げていきたいと思っています。

訪問を終えて

月に1回開催される合同慰霊祭には毎回40~50名の方が参列されるそうです。合同慰霊祭がおこなわれる祭壇の近くには大きなソファーがあって、座って話をするのにちょうど良い場所でした。地域のコミュニティースペースとしてご家族、友人同士で気軽に訪れることができるワンニャン・メモリアルは、とにかく明るくて居心地の良い霊園でした。