ペット訪問記 第83回

沖縄ペット葬儀 ピクシーワン 沖縄県豊見城市

沖縄県那覇市と豊見城市の市境、県道62号線沿いにある沖縄ペット葬儀ピクシーワンに訪問しました。那覇市内からもアクセスが良く、コンパクトなスペースで火葬から供養までをおこなっているペット霊園です。今回は代表の新城さんにお話しをうかがいました。

霊園はいつごろ、どのような経緯で開園したのですか?

ペット葬祭業を営業されていた方より事業を譲り受けて2000年に開業しました。それまで私は全く別の業界にいたのですが、妻がトリマーだったこともあり、思い切ってペット霊園をスタートさせました。

中が見える扉をつけた納骨堂

合同供養塔

霊園の特長をお話し下さい

開園当初、県内のペット霊園の数も少なかった頃、火葬炉の前でペットとお別れができる霊園がほとんどなく飼い主の希望も多かったので、火葬炉の扉が閉まるところまでお見送りができるようにしています。またご希望の状態にご遺骨を残して火葬ができるよう、最大限注意をして火葬をおこなっています。

大型犬にも対応の火葬炉

琉球ガラスのミニ骨壺

また沖縄ならではの琉球ガラスで作られた骨壺も人気です。沖縄の作家に依頼してひとつひとつ手作りで作ってもらうので、同じものが2つとない世界にひとつだけの骨壺をご案内しています。

ペット葬儀を依頼される方に対して気をつけていることはありますか?

お申込み前の段階でお客様の話をよく聞く、相談に乗るということでしょうか。火葬方法や料金について細かくていねいに説明することで、お客様の不安な気持ちを取り除いてあげることが一番大切なことだと思っています。おかげさまでお客様同士のご紹介や、リピート率も高くなっています。

お客様とのエピソードで想い出深いものがありましたらお話ください

火葬が始まってから終了するまで、ずっと火葬炉の前や火葬炉の見える場所でお別れをしていた飼主の方が印象に残っています。火葬が始まると火葬炉周辺は温度が上がり暑くなるのですが、その方はずっと語りかけるように最後までそばにいらっしゃいました。大切なペットとの最期の時、どんなことを語り合ったのでしょうか。

今後やっていきたいことをお話ください

私たちはペットを火葬して終わる仕事ではなく、火葬後の供養についてのご提案もしています。今後もその姿勢を変えず、飼い主の方と寄り添って深いコミュニケーションができるように日々学んで行きたいです。

訪問を終えて

開園から16年続いている沖縄でも老舗のペット霊園は、コンパクトなスペースで家庭的な雰囲気の場所でした。そして新城さんをはじめスタッフのみなさんがお客様へ接する姿勢が何よりも素晴らしいと思いました。これからも那覇市、豊見城市、沖縄市など沖縄県中南部を中心に地域のみなさまに愛されるペット霊園でいて欲しいです。