ペット訪問記 第75回

ペットピア 岡山県岡山市

毎日の心を込めたご供養を怠らないペットピア

岡山県の倉敷市にあるペットピアを訪問しました。
ペットピアは国道2号線沿いにあり、早島インターチェンジからも近く便利な場所にあります。
入口は本館、納骨堂ともバリアフリーで館内へ入ると国道の喧騒とは隔絶された空間になります。

国道2号線沿いのペットピア

全ての入口はバリアフリー

霊園はいつ頃、どのような経緯で開園しましたか?

ペットピアは2002年に開園しました。当社の母体は株式会社いのうえで、人のご葬儀を行っており100年の歴史をもっています。
ペットを飼う人が増えていましたので、ペットも人と同じようにお見送り出来る施設を提供したいと思い開園しました。
今では皆さんによく知っていただき、倉敷市内はもとより岡山県全域や広島県からもいらっしゃいます。

ゆったりとしたロビー

ご葬儀時の祭壇

霊園の特長をお話し下さい

人のご葬儀を長くやっていましたので、ペットとのお別れも肉親とのお別れを前提にご葬儀を手厚く行うことを基本に考えています。
お別れを大事にしていますので、もしお通夜をご希望される場合、道具はお貸し出しています。
1日2組の限定で行っている「思い出プラン」もご好評をいただいています。これはご葬儀から火葬まで必要な用具も揃えているプランで、ペットがお亡くなりになって大変なときにいろいろな気を巡らす必要がなくご好評いただいています。

ペット葬儀で気をつけていることをお話し下さい

来園される方の6割以上が女性ということもあり、受付回りは女性が対応しています。
また、小さな動物でもお骨が残るように火葬して欲しいという要望も多いので、そのような対応が出来るように工夫しています。
小さなペットでは熱帯魚もお骨が残るように火葬出来ます。

火葬炉の上に動物の守護仏 馬頭観音

自家製のおふとん

お客様とのエピソードで想い出深いものがありましたらお話し下さい

何年も前から納骨堂をご利用いただいているご家族は、子供さんが小さいときから来られていて、皆さん大きく成長されていくので感慨深いものがあります。
また、いつもこの霊園の前を通っていて顔だけ知っているお子さんがご近所でペットが亡くなったときに私たちのところを紹介してくれたこともありました。小さなお子さんも私たちのことを知ってくれていて感激しました。

広々とした納骨堂

スペースもゆったりして綺麗に飾られています

今後やっていきたいことをお話ください

ペットの場合、火葬業務と納骨は行いますが、葬儀という部分が意識されなかったり抜け落ちていることが多いように思います。
家族と同じようにかわいがってきたペットですから葬儀は宗教家をよぶなどきちんとしたお別れを行う流れが出来ると良いように思います。しっかりけじめをつけることでペットロスのようなかたちで引きずることも少なくなるのではないかと思います。

合同供養塔

お水とお線香は毎日交換

訪問を終えて

納骨堂も案内していただきました。全体のスペースや通路が広々ととられ清掃が行き届いています。
納骨堂では数百のご遺骨をお預かりしていますが、一つ一つに供えられているお水は毎日取替え、お線香も毎日それぞれに焚かれています。作業量としては大変な労力と思いますが、「お骨をお預かりしている使命と思います。」とさらりと言われるあたり、ご供養についての真剣な取り組みを感じました。