ペット訪問記 第74回

ペットマザー大阪府大阪市

大阪府大阪市のペットマザーを訪ねました

大阪府大阪市中央区谷町筋にあるペットマザーに訪問してきました。寺町の一角、妙像寺というお寺の地下1Fにあるペットマザーは開園して10年目、当初から変わらず力を入れてきている接客応対と行き届いた施設管理に感心しました。今回は社長の三木さんに霊園の紹介していただき、インタビューをしました。

霊園はいつごろ、どのような経緯で開園したのですか?

開園前に棺のメーカーをしていたこともあり、ペット葬儀業界ともつながりがありました。当時は大阪市内中心部に火葬からお参りまですべて整っている施設がなかったので、この場所に開園することを決めました。

祭壇

火葬室

待合室

納骨堂

霊園の特徴をお話しください

先ほどお話ししたように、開園当時は火葬からお参りまですべてできる施設がなかったので、当園には火葬炉・納骨堂・合同供養塔など必要な施設が揃っています。室内に火葬炉があるペット霊園は大阪市内でもめずらしいと思いますが、その分周辺環境に十分配慮して運営しています。また通りから見えない地下1Fに入口と駐車場がありますので、周りに気兼ねなく来園いただけます。

霊園入口のボード

火葬炉の温度と排気を確認

集合墓地(納骨壇)

像の下が納骨スペースに

また来園いただく飼い主の方に心ゆくまでお別れをしていただくために、霊園入口に葬儀の予定を掲示して、その間は園内に誰も入れない状況にしています。

はじめていらっしゃる方はどのようなきっかけで来られるのでしょうか?

ホームページを見て来られる方が20%、一度ご利用いただいた方からの口コミ、ご紹介が40%、当園が提携しているコープ組合員の方が40%という割合で来園いただいています。この中で私たちが一番大事にしているのが口コミ・ご紹介での来園です。ご紹介の件数が増えるという事は、はじめて当園を利用した方にご満足いただく対応が出来ていると思えるからです。じつはコープとの提携が始まったきっかけも、組合員の方が当園を利用した際に是非コープと提携してほしいという話があったからなのです。

収骨室

共同墓地

葬儀を依頼される方に対して気をつけていることはありますか?

葬儀の質を落とさぬよう、お客様への対応をつねに確認しています。私たちはペット葬儀のプロでなくてはいけません。葬儀はいくらサービスが悪くても終わってしまえば元に戻すことはできません。私たちにとって火葬の技術はもちろん必要ですが、それ以上にお客様への対応、コミュニケーションを大切にしています。当園では、葬儀をされた方全員にご意見を伺うアンケートはがきをお渡ししています。

アンケートはがき

悲しみに暮れるご家族を前にすると、スタッフも一緒に泣いてしまうことがあります。それではプロの対応とは言えません。泣いているご家族には元気をあげられる対応が理想です。お客様と適切な距離を保ちながらお別れのお手伝いをするのが私たちの仕事です。

お客様とのエピソードで想い出深いものがありましたらお話ください

猫の葬儀で想い出深いものがあります。ある飼い主の方が自宅を建て替える際に、床下でミイラ化した猫を業者が発見したそうです。飼い主の方がその猫を見て「20年前にいなくなった飼い猫だ。」と気付いたのです。猫は死期が近づくと身を隠すといいます。恐らく亡くなる直前に姿を消したのでしょう。その遺体を持ってきて火葬を依頼されたのです。ご自身の気持ちの整理をされたかったのでしょう。

今後やっていきたいことをお話ください

正直言って新しいことを考えてはいません。規模を大きくして質を落としてしまうことはできないので、アンケートはがきの内容に注意をして今の状態を継続し、よりお客様の満足度を上げていくことに力を入れたいです。

最後にこれからこの霊園にいらっしゃる方へメッセージをお願いします

大切なペットが亡くなってしまったら、当園を利用するしないにかかわらずお気軽にご連絡ください。ご遺体の安置の仕方など亡くなった後の対応についてご案内しますので、ゆっくりお別れをしてください。そのあとで葬儀をおこなう霊園をじっくりご検討ください。

訪問を終えて

来園される飼い主の方を最優先に考える。ペットが亡くなった後の大切なお別れの時間を可能な限り大切にして、亡くなってペットに気持ちを向けてほしいという想いで運営する姿勢は素晴らしく、ずっと継続していただきたいと思います。