ペット訪問記 第90回

ペット霊園松山 愛媛県松山市

心の癒しに配慮したペット霊園

長年の運営から心の癒しに気配りしたペット霊園 道後温泉をしばらく行くと、山間部が急に開けて明るいペット霊園に到着します。
遠くは徳島や宇和島市、四国中央市からも来園するという松山市のペット霊園松山を訪ね、萩森善紀氏からお話しを伺いました。

ペット霊園松山の萩森善紀氏

霊園はいつ頃、どのような経緯で開園しましたか?

ペット霊園は開設して40年位になります。 その当時愛媛県にはペット火葬の施設やペット霊園がなく、ペットを火葬したい人は九州へ船で遺体を送り、骨になって戻ってくるという状況でした。
そこで愛媛県内でペット火葬が出来るようにし、納骨も出来るペット霊園として開園しました。

愛媛県全域からご来園いただいておりますが、今治支店も開設していますので、今治方面の方の受付や、ご遺体の引き取りなどはこちらで伺っています。

霊園の特長をお話し下さい

飼い主様お一人お一人の気持ちに寄り添うことを心がけていますので、お別れからお骨上げまですべて立ち会いで出来る個別火葬で行っています。
飼い主様の想い出を大切にしたいと思っており、想い出写真館というものも作っています。

想い出写真館

想い出写真館に保管されたアルバム

想い出写真館はアルバムに亡くなったペットの写真を貼ってもらい保存しています。
はじめたのは平成2年です。お子様を連れて来園された方が、以前ご自分も子供のときにここでペットを火葬され、アルバムの写真を見てお子様に「昔飼ってた犬だよ」と言って見せている光景をよく見かけます。

ペット葬儀で気をつけていることをお話し下さい

ペットが亡くなるのは突然のことなので、どうしたらいいかわからないという人もたくさんいます。
ご不安になっていたり、何を持って行けばいいかわからないという人たちが安心出来るように心がけています。
ご依頼につきましては、遺体のお預かりから火葬、納骨までの流れをしっかり説明します。私たちでは季節のお花も用意しておますので、ペットがお亡くなりになって気が動転しているときでも、出来るだけ気を使わなくてよいように考えています。
ペットの火葬につきましては、ハムスターのような小動物でもお骨上げが出来るようお骨が残るかたちで気をつけて火葬しています。

お客様とのエピソードで想い出深いものがありましたらお話し下さい

お参りのご家族と一緒に元気なワンちゃんが来ていました。中型犬のそのワンちゃんはいつも私たちに抱きついて挨拶してくれるのですが、年を重ねると足腰が弱ってきて私たちが手伝って段差を登らせたりしていました。そのワンちゃんが亡くなってお見送りをするときは私たちもご家族と一緒の気持ちになりました。

手入れされた園内にある納骨堂

お墓に入れる方もたくさんいます

今後やっていきたいことをお話ください

長年営んでいる施設なので、古くなったところは新しくしています。
ペットがお亡くなりになって気持ちが落ち込んでいる人もたくさんいらっしゃいます。来園されたときに少しでも気持ちが癒されるよう、心のケアもこころがけていきたいと思います。

訪問を終えて

随所にご遺族の気持ちに寄り添えるよう工夫をしていることがわかりました。
これは長年運営し、多くのご家族と接するなかで、気持ちが和らげる場所を提供したいというところから来ているものと思いました。