JA足利 ~ペット火葬事業参入 炉搭載車両、お別れ式も /栃木

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毎日新聞2018年5月17日 地方版

JA足利(石橋孝雄組合長)の葬祭部門「レインボー足利」が新たにペットの火葬事業に参入した。ペットを家族の一員として扱う「家族化」の進展などを受けたもので、県内のJAでは初の取り組みという。足利市内全域と佐野市、群馬県太田市や桐生市などが対象エリアで、組合員以外も利用できる。

同JAによると、飼い主の自宅でペットを引き取り、新たに導入した火葬炉を搭載する車両で火葬する。献花や焼香などお別れ式も行う。自宅のほか、納骨を条件にJAが提携する寺でセレモニーができる。また、霊園のあっせんも受け付ける。

火葬できるのは体重20キロまでのペット。料金は3~5キロが2万円、10キロまでが2万2000円(いずれも骨つぼ代を含む)など体重により異なる。足利市外の場合、出張料金が発生する。

今月12日に事業を開始し、これまでに1件の利用があった。同JAは「住民サービスの一環。葬祭事業全体への好影響を期待している」と話しており、年間20件程度の利用を見込んでいる。問い合わせはJA足利典礼課(0284・73・2141)。【太田穣】